酒が好きでも区別は必須! 無駄な飲み会、行くべき飲み会についての話

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初めに言っておくと僕は酒が好きだ。白米の代わりにビールで糖質を摂取してると言っても過言ではない。

ゆえに飲み会に呼ばれたら即答で参加してた。「今日飲む?」つって言われたら脊髄で「はい!」って返事してた。で、気づいたら財布がやたら軽くなっていると。仕方ないじゃない、考えるより先に言葉が出るんだもの。

職業柄飲み会がどうしても多くなりがちなので、忘年会シーズンなんかもう常に酩酊状態なわけです。漁師は海で過ごす時間が長すぎると、陸に上がったときに逆に酔う「陸酔い」なんて状態になるみたいですけど、気分はそれと一緒。

そんな状態が続くと、いつしか「あいつは呼べば来るやつ」というレッテルが貼られる。「パブロフの犬のようなやつ」とも言われ、多様なアルコールを常に摂取していたので「足の生えた酒屋」など様々な通り名も生まれたとか、生まれないとか。

そんなこんなで社会人になって幾年かが過ぎましたが、20代後半に差し掛かりやっと気づいた。

「無駄な飲み会、辞めるべきじゃね?」と。

そう思ってから飲み会に行く回数を意識して減らしてみた結果、お金と時間にすごく余裕ができて生活にゆとりができたので、今日はそんなライフハック的なお話。

ちなみにこの記事は僕と同じく「酒が大好き」な人に向けて書いているので、元々酒が弱い・嫌いで普段から飲み会に参加しないようにしている人は読まなくてもよいかと思う。

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飲み会にかかるコストについて

まずは客観的に飲み会にかかるコストについて整理しようと思う。

金額:3,000円~5,000円/回
時間:2時間~4時間/回 とする

●1カ月に4回飲みに行く場合
金額:12,000円~20,000円
時間:8時間~16時間

●1年に48回飲みに行く場合
金額:144,000円~240,000円(地方20代サラリーマンの給料1カ月分相当)
時間:4~8日(1年の約1/45が飲み会)

算出してみると思いの外巨大な数字になるでしょ? 僕も自分でびっくりしたもの。
これが飲みに行く回数が多いほど倍々で増えていくんです。週に3回飲みに行く場合なんて下手したら1年の1/15を飲み会に費やしていることになるんだぜ。
 
繰り返しにはなるが、僕は酒が好きだ。週に3回どころか、毎日飲みに行くようなこともあった。
 
ただ、これだけのお金と時間を消費していることに気がつくと、しだいに無駄な飲み会には行かなくなっていた。

無駄な飲み会とは「自分が楽しめない」飲み会のこと

「じゃあ無駄な飲み会って何?」という話ですが、もう端的に言います。

「自分が楽しめない飲み会」はホント無駄。

楽しめる飲み会ならいくら行ってもいいと思うんです。酒が好きでおしゃべりも好きな人なら飲み会の会場はさながら横浜アリーナのように感じるかもしれない。酒におぼれて前後不覚になった既婚者男性社員に後日「先輩、あのときの約束覚えてますか?」と会社ですれ違い様に囁いてドギマギさせるのが好きな女子もいるかもしれない(むしろいて欲しい)。

理由はどうあれ、自分が楽しめる飲み会であればそれだけで行く価値はある。ストレス解消の手段にもなるし、酒の場特有の赤裸々な話を聞くことで刺激を受けたりすることもあるし、楽しみも様々かと思う。

でも、逆に言うとそれ以外は全部無駄じゃないですか? 楽しくない飲み会で1年の1/45を消費してるんですよ?

※何が楽しくないか、その基準は人それぞれなので難しい部分もあるけど、先述の通り、この記事は酒が好きな人に向けたものだ。酒が嫌いな人にとっては飲み会自体マジで無駄に感じていると思うが、そのあたりはご勘弁願いたい。どうにか頑張って欲しいとしか言えないから。

僕の場合は下記の3つのような飲み会は無駄と感じたので、参加するかどうか極力選ぶようにしている。

  1. 話題がマンネリ化していると感じる飲み会
  2. 仕事につながらない・生産性が無い飲み会
  3. 愚痴と悪口に徹する飲み会

話題がマンネリ化していると感じる飲み会の傾向と対策

いるんですよ。一向に進展の無い恋愛の話をする人たち。いかに自分が叶わない恋をしているかひけらかすことで、傷をなめあい、共感を求める人たちが。mixiに書けよと。

悪いことだとは思わない。でもこんな状態が飲みに行くたびに続くと仏と言われる僕も少しうんざりしてくる。

なのでそんな人とは、最後に飲みに行った日から1カ月以上間を空けて飲みに行くようにした。すると不思議なことに、あれだけ叶わないと嘆いていた恋は成就してたりする。たまに「そんな時代もあったね」と語りながら、もう新しい恋愛を始めている場合もある 。中島みゆきか、貴様は 。

仕事につながらない・生産性が無い飲み会の傾向と対策

仕事でセミナー→懇親会の流れになるときは、全く違う業種の人たちとお話をする機会がある人も多いと思う。

普段自分が関わらない業界の話を聞くのは面白い。色んな世界があるんだなと見聞を広められることも間違いないし、刺激にもなる。

ただここで世間体として「またぜひ飲みに行きましょう」と言ってしまうと、本当に飲みに誘われることがある。これが自分の好きな人でなければもう地獄。業種が違いすぎるゆえ今後仕事に繋がることもないし、なんだか中途半端に気まずくなる。上手い酒もまずくなること必至。

対策としては、「別に予定も無いしまあいっか」と惰性で飲みに行かないに限る。適当な理由を付けて断っておけば続けて誘われることはそうそう無い。しつこい場合は潔く諦めよう。

愚痴と悪口に徹する飲み会の傾向と対策

無駄オブ無駄。この時間何? マジで。

この記事自体も愚痴のようなものだと分かってはいます。分かってはいるけど、活字を読むのと、面と向かって2,3時間延々と愚痴・悪口を聞かされるのとはそもそも状況が違う。活字なら「読まない」という選択が与えられるが、飲み会という閉鎖的な場では聞かざるを得ない。二人きりの飲み会ならまだいいけど、自分以外に2、3人いて、特定の一人の愚痴を延々と聞かされるときなんかもう最悪。中世ヨーロッパにこんな拷問あったんじゃない?っていうレベル。

なので、そんな人と飲まざるを得ない場合は愚痴モードに入らせないようにするべきだ。
具体的には対象から飲みに誘われたり、席が一緒になったりしたときに「ちょっと相談したいことがあったんですよ~」と話を持ちかけ、「ウサギを飼いたいと思っているがどう?」という話題について小一時間議論しよう。

たいていはどんなペットを飼うべきか一緒に考えてくれるので、「でも犬もいいんですよね~」とか言いながらYouTubeでかわいい犬と猫の動画をひたすらめぐる。僕はそれでだいたいなんとかなっている。

まとめ:一度飲み会の価値を考えるべき

飲み会に誘われたときは、酒が好きな人も、そうでない人も、その飲み会に価値があるのかどうか一度考えてみてほしい。決して安くない金を払ってもやもやした気持ちで2、3時間過ごすことに意味はあるのだろうか。

僕は「自分が楽しめる飲み会」なら行く価値があると思っているけど、この基準は人によって様々かと思う。一度自分にとって無駄な飲み会を考えてみて、可能な限り行くのを辞めれば予想以上に日々の生活が充実するかもしれない。

以上、本日もウサギを飼うかどうかの議論でなんとか無駄な飲み会をやり過ごした稲生ヒロでした。行ってんじゃねぇよ。

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